ジャローダの第八世代新規追加要素との相性を考察します。
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この記事はUECポケモンだいすきクラブ10周年カウントダウンブログリレー13日目の記事です。
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みなさんこんにちは!匿名のジャローダ中毒者、22生の名無しの電子部品です。
突然ですが、私は全ポケモンの中でジャローダが一番好きです。大好きなのです。
見た目が好き。
性能が好き。
タイプが好き。
尻尾で巻かれたい。
あの高貴な顔に睨まれたい。
そのような思いを胸に秘めている私は、常日頃から思っていることがあるのです。
それは、
「ジャローダを早く使いたい!!!」
です。切実な願いです。
しかし、巨大な剣とダイジェットが飛び交うこのガラル地方、ジャローダが使えるようになる気配がありません。
このままではジャローダで気持ちよくなることができません。これは由々しき事態なのです。
それならばせめて妄想の中だけでもジャローダを使いたい。ジャローダをお出迎えする準備をしたい。その感情に突き動かされて私はジャローダの考察をします。
このブログの目的と条件は以下のように設定します。
目的:
・ジャローダをせめて妄想の中だけでも採用し快楽を得る。
・次世代以降ジャローダが解禁されたときに備えて新規追加要素とジャローダの相性を考える。
条件:
- このブログを執筆している時期に行われているルールにジャローダが放り込まれたらどうなるのかを考察する。(現在行われているのは禁止級伝説二体解禁ルールです)
- 来るべき第九世代に備えてダイマックス禁止ルールを考察する。
今回の考察では以下の流れで行います。
1,7世代におけるジャローダ
2,8世代における新規追加要素とジャローダ
3,今後のジャローダ
5世代6世代に触れないのは私に経験がないからです。ごめんなさい。
以下HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさをそれぞれH、A、B、C、D、Sと呼びます。その他ポケモンガチ勢が用いる用語も使用します。
ちなみに、私はランクバトルや過去のレートで実績を出したことはありません。そのため、考察には粗が多数存在すると思います。私は7世代より前のネット対戦は潜ったことがありません。今回の考察はシングルが中心となります。ですので、話半分に聞いてくだされば幸いです。
1,7世代におけるジャローダ
まず、実際にジャローダのデータを羅列します。参照元はboe様のバトルスポット使用率です。参照するデータはソードシールド発売直前最後のシーズンであるシーズン17のジャローダのデータです。
私個人が気になった部分は後程ピックアップしますので、データは適当に読み飛ばしていただければ幸いです。
技
#1 リーフストーム 99.80440406334785%
#2 へびにらみ 70.80572906808%
#3 リフレクター 39.043472774307524%
#4 ちょうはつ 34.948577197299514%
#5 めざめるパワー 33.10618966496309%
#6 みがわり 32.7907123477822%
#7 やどりぎのたね 32.42475865985236%
#8 こうごうせい 17.805539781689696%
#9 ひかりのかべ 17.46482427913433%
#10 りゅうのはどう 7.653479714808506%
#11 はかいこうせん 6.151807685027446%
#12 ミラーコート 4.757397943087892%
#13 ギガドレイン 0.8139314783267083%
#14 グラスフィールド 0.5741687172692284%
#15 はたきおとす 0.536311439207521%
#16 しぜんのちから 0.36595368792983785%
#17 まもる 0.296548678150041%
#18 グラスミキサー 0.2082150293393905%
#19 どくどく 0.11988138052873998%
#20 きりばらい 0.08833364881065052%
その他 0.2397627610574773%
持ち物
#1 きあいのタスキ 20.745788377815636%
#2 ゴツゴツメット 17.31970471323112%
#3 たべのこし 11.47075525269733%
#4 ひかりのねんど 10.473846930405704%
#5 イアのみ 7.779670641680863%
#6 ウイのみ 6.89002460723074%
#7 ノーマルZ 6.126569499652975%
#8 マゴのみ 6.069783582560414%
#9 バンジのみ 5.836330367846552%
#10 ラムのみ 1.539529307842766%
#11 オボンのみ 0.9085746734809768%
#12 のんきのおこう 0.5804782636128463%
#13 こだわりスカーフ 0.5615496245819925%
#14 ヤチェのみ 0.5300018928639031%
#15 グランドコート 0.46690642942772415%
#16 いのちのたま 0.416430058678781%
#17 ドラゴンZ 0.3344059562117484%
#18 とつげきチョッキ 0.31547731718089467%
#19 クサZ 0.2271436683702442%
#20 レッドカード 0.2145245756830084%
その他 1.1925042589437567%
特性
#1 あまのじゃく 99.99369045365638%
#2 しんりょく 0.006309546343617894%
性格
#1 おくびょう 98.49201842387532%
#2 ひかえめ 1.4764338444065872%
#3 ようき 0.01892863903085368%
#4 のんき 0.012619092687235788%
倒した時の技
#1 リーフストーム 81.00746268656717%
#2 めざめるパワー 11.212686567164178%
#3 ウルトラダッシュアタック 3.283582089552239%
#4 ミラーコート 2.0708955223880596%
#5 りゅうのはどう 1.7350746268656716%
#6 はかいこうせん 0.20522388059701493%
#7 ギガドレイン 0.1865671641791045%
#8 マキシマムサイブレイカー 0.07462686567164178%
#9 ブルームシャインエクストラ 0.07462686567164178%
#10 しぜんのちから 0.07462686567164178%
#11 アルティメットドラゴンバーン 0.03731343283582089%
#12 はたきおとす 0.03731343283582089%
倒した相手
#1 ミミッキュ
#2 カプ・レヒレ
#3 ランドロス霊
#4 カバルドン
#5 カプ・コケコ
#6 ゲッコウガ
#7 キノガッサ
#8 ポリゴン2
#9 ボルトロス霊
#10 ガブリアス
#11 カプ・テテフ
#12 メガメタグロス
#13 ギルガルド
#14 メガギャラドス
#15 メガリザードンX
#16 ナットレイ
#17 メガゲンガー
#18 カミツルギ
#19 ヒートロトム
#20 メガボーマンダ
倒された相手
#1 ゲッコウガ
#2 メガボーマンダ
#3 メガゲンガー
#4 メガメタグロス
#5 ミミッキュ
#6 ギルガルド
#7 カプ・テテフ
#8 メガリザードンY
#9 アーゴヨン
#10 カプ・コケコ
#11 テッカグヤ
#12 ポリゴン2
#13 ランドロス霊
#14 ボルトロス霊
#15 メガリザードンX
#16 メガバシャーモ
#17 ヒードラン
#18 ナットレイ
#19 ミミッキュ
#20 メガクチート
チームメイト
#1 バシャーモ
#2 ミミッキュ
#3 リザードン
#4 ギャラドス
#5 オニゴーリ
#6 ボーマンダ
#7 ランドロス霊
#8 ウルガモス
#9 バンギラス
#10 ギルガルド
#11 ゲッコウガ
#12 カプ・レヒレ
#13 カバルドン
#14 アーゴヨン
#15 メタグロス
#16 ゲンガー
#17 ボルトロス霊
#18 ポリゴンZ
#19 テッカグヤ
#20 カプ・テテフ
ちなみに、ポケモンの採用率のランキングは以下の通りです。
#1 - ミミッキュ
#2 - ランドロス霊
#3 - カプ・レヒレ
#4 - ゲッコウガ
#5 - ボーマンダ
#6 - リザードン
#7 - カバルドン
#8 - メタグロス
#9 - ギルガルド
#10 - ゲンガー
#11 - テッカグヤ
#12 - ポリゴン2
#13 - カプ・テテフ
#14 - カプ・コケコ
#15 - ギャラドス
#16 - バシャーモ
#17 - ボルトロス霊
#18 - ナットレイ
#19 - ガブリアス
#20 - アーゴヨン
#21 - キノガッサ
#22 - ヒードラン
#23 - バンギラス
#24 - カビゴン
#25 - クチート
#26 - ウルガモス
#27 - ルカリオ
#28 - グライオン
#29 - カミツルギ
#30 - ガルーラ
#31 - ハッサム
#32 - ドヒドイデ
#33 - サンダー
#34 - ヒートロトム
#35 - マンムー
#36 - ミミロップ
#37 - ドリュウズ
#38 - ラグラージ
#39 - ジャローダ
#40 - マリルリ
#41 - クレセリア
#42 - フシギバナ
#43 - サザンドラ
#44 - エアームド
#45 - オニゴーリ
#46 - ラッキー
#47 - ウォッシュロトム
#48 - ポリゴンZ
#49 - ウツロイド
#50 - スイクン
H75 A75 B95 C75 D95 S113 合計528
以下私の考察です。
まずはジャローダの性能について考察していきます。
ジャローダの強さは何かと聞かれたとき、殆どの人は「特性天邪鬼」と「技リーフストーム」のコンボについて答えると思います。
リーフストームは威力130命中90の強力な技ですが、Cが二段階低下するデメリットが存在します。特性の天邪鬼は能力の増減が逆になります。
これらを組み合わせることで、リーフストームを撃つごとにCが二段階上昇する驚異の攻撃性能を発揮します。
C六段階上昇時の火力はC無振りでD特化ラッキーを乱数二発で倒してしまうほどです。挑発を採用していれば受けループの特殊受けを特殊技で突破できてしまいます。この性能によって、多くの耐久ポケモンに殴り勝てました。
そもそも、ほぼデメリット無しで威力130の技を連発できるだけで非常に強力です。
しかし、そこまで高くないC種族値や覚えている技を見てもらえれば分かる通り、ジャローダというポケモンはアタッカーとして設定されていません。
サブウェポンとして実用的に使えるのは、ギガドレイン、めざめるパワー、竜の波動、自然の力、破壊光線です。ジャローダをアタッカー運用しようとしたときにサブウェポンのあまりの不遇さに絶望するのはジャローダあるあるだと思います。
それでは、ジャローダの本当の強さとは何か。活躍できる役割は何か。それは、「圧力をかけられるサポート」であることです。
まず、ジャローダはリフレクター、光の壁、挑発、蛇にらみ、宿り木の種といった強力なサポート技を覚えることに言及しておきます。S種族値113という早い素早さからこれらの補助技を使えるのは非常に強力です。
しかし、壁張りとして優秀なサポートは他にも存在します。それらと比較した際のジャローダの利点は何でしょうか。
例えば、第八世代でおそらく最もよく採用されている壁張り要因であるオーロンゲを例に挙げます。オーロンゲは先制で両壁と電磁波をばら撒くことができます。しかし、自主退場技がありません。相手がターン稼ぎをしてきたときにオーロンゲ側ができる対処は交代だけです。相手が剣の舞や悪だくみといった積み技をしてきたときにオーロンゲ側ができる対処はイカサマ、ソウルクラッシュ、挑発などがありますが、四つしかない技スペースの中にこれらを採用するのは難しいです。
一方、ジャローダはリーフストームを採用することで、相手にジャローダを倒してもらうことを強要できます。ジャローダ相手に壁ターンを稼ごうとしたとき、天邪鬼リーフストームで火力を増強され、ターン稼ぎができなくなるくらい手痛いダメージを食らいます。また、ジャローダ相手に積み技を使ったとき、天邪鬼リーフストームで火力を増強され、悠長に積み技を使う余裕がなくなります。
ジャローダは「リーフストーム」という一つの技を採用するだけで、起点回避、ターン稼ぎ回避ができてしまします。このようにジャローダは優秀なサポートでありながら、リーフストームを採用するだけで全抜きを狙えるアタッカーもこなせる唯一無二の性能が魅力です。
次に、主に第七世代で採用されていたジャローダの型について解説します。ジャローダは主に以下の四つの型で採用されていました。
- 初手起点作成型
- サイクル型
- アタッカー型
- やどみが型
これらのどの型でもリーフストームは採用されていました。残り三つの技と持ち物は色々選択肢があり、それらの選択肢によってこれらの型のどれに該当するか決まると言えます。
1の初手起点作成型は、主に「リーフストーム」+「サポート技三つ」という技構成となります。サポート技はリフレクター、光の壁、挑発、蛇睨みから選択となります。持ち物は気合のタスキ、光の粘土が主に採用されました。気合のタスキを持たせた際はミラーコートを採用することもありました。
2のサイクル型は、主に「リーフストーム」+「リフレクター」+「光合成」+「蛇にらみもしくは挑発」という技構成で採用されます。この型のジャローダは環境上位の多くのポケモンに殴り勝てる性能を有していました。特にミミッキュに後出しから勝てるという点が魅力でした。
3のアタッカー型は「リーフストーム」+「天邪鬼」のコンボを最大限に生かすことを前提とした型です。しかし、ジャローダが技範囲の観点からアタッカー向きではないことは前述したとおりです。それではどのようにして技範囲を補っていたのでしょうか。
7世代でジャローダをアタッカー運用していた人は、破壊光線とノーマルZで技範囲の狭さを補っていました。所謂夢咲楓型ですね。(今はバンビー型と呼ぶべきでしょうか?)
破壊光線をZ技として放つことで技威力は200となります。リーフストームがタイプ一致補正込みで技威力195であることを考慮すると、破壊光線Zをノーマルタイプ版リーフストームと考えることができます。草タイプとノーマルタイプを両方半減以下にできるのは全18タイプの中で鋼タイプだけです。
以上の要素から、アタッカー型は「リーフストーム」「破壊光線」を覚えさせて、持ち物としてノーマルZを持たせる型が最も強いです。実際、ノーマルZの採用率は約6%であり、命の玉や他のタイプのZといった、アタッカーに持たせることが多い他の持ち物はどれも0.5%を下回っていることから、ジャローダがアタッカーを行う場合はほぼノーマルZを持たせる型だったと言っても過言ではありません。
ほかの技の選択肢は「めざめるパワー」「竜の波動」やその他サポート技を採用していました。
4のやどみが型は、主に「リーフストーム」「宿り木の種」「身代わり」「蛇にらみもしくは挑発」という技構成となり、高確率で食べ残しを持たせます。噂では混乱実持ちもいたそうです。そもそも、やどみが型というのは、宿り木の種+食べ残しでHPを回復しながら、身代わりで相手の攻撃を防ぐという立ち回りをする型です。
ジャローダは上記に挙げたサポート型やサイクル型などを相手に警戒させることができます。それによって、ジャローダを見た時点で相手は交代してくる可能性が高いため、その立ち回りに対してこの型のジャローダは強く出られます。
挑発を採用した場合は受けループに強く出られます。挑発+身代わりに対して耐久型は非常に弱いです。
蛇にらみを採用した場合は、やどみがの達成が容易となります。相手の麻痺に対してひたすら身代わりを連打すれば、いつか相手は痺れて行動できないターンが来ます。そのスキに宿り木の種を撒いたりリーフストームを撃ったりできます。また、麻痺を相手の複数のポケモンに入れられる可能性があるので、後続のサポートができます。
以上でジャローダ概論基礎を履修できる程度の知識を身に着けることができたと思います。
次の話題に進むにあたって、以下の3点は特に意識してほしいです。
- 意外と環境にいるポケモンに打ち勝てたこと
- S113の両壁+蛇にらみがサポートとして強かったこと
- 受けループに強いこと
1の例として採用率トップ30のポケモンの内、後出しから勝てるポケモン、対面で勝てるポケモンを挙げてみます。
後出しから勝てるポケモン:
ミミッキュ、ランドロス、カプ・レヒレ、カバルドン、ポリゴン2、キノガッサ、カプ・コケコ、ギャラドス、ガブリアス、バンギラス、カビゴン、グライオン、ガルーラ
対面から勝てるポケモン:
これらは相手の型や立ち回りによって多少変わりますが、最低でも私はこのような相性関係を想定してジャローダを運用していました。
2について、強力なライバルとして君臨していたカプ・コケコについて言及します。かプ・コケコはS130というジャローダのさらに上をいく素早さから両壁+電磁波+挑発が使えました。また、初ターンから出せる火力もカプ・コケコの方が上でした。
一方、ジャローダはカプ・コケコと比較して地面タイプに麻痺を入れられること、天邪鬼リーフストームの圧力が利点として挙げられます。(ジャローダが覚える蛇にらみのタイプはノーマルであり、地面タイプに無効化されませんでした。)それでもカプ・コケコの採用率の方がジャローダの採用率よりかなり高いことは事実です。
3は、ジャローダの天邪鬼リーフストームの高火力コンボが理由となります。本来受けループで特殊アタッカーの相手をするラッキーハピナスは、ジャローダに確定二発で倒されます。挑発を覚えていたらそもそも手も足も出ません。
テッカグヤ、メガフシギバナ、リザードン、ヒードラン、メタモンといったポケモンが受けループで採用されることがありましたが、これらを採用していない場合はジャローダで一方的に勝てます。
意外と環境にいるポケモンに打ち勝てたこと、S113の両壁+蛇にらみがサポートとして強かったこと、受けループに強かったこと、ジャローダのこの三つの強みを読者の皆さんに意識してもらったうえで次の話に進みます。
2,8世代における新規追加要素とジャローダ
第八世代の新規追加要素は大きく以下の三つに分類されます。
1.ダイマックス
2.新たな技
3.持ち物新たなポケモン
今回はこれら三つを中心に語っていきたいと思います。
1.ダイマックス
ジャローダをダイマックスで扱うとなると、天邪鬼リーフストームでCを上げてからダイマックスして暴れる、とかでしょうか。
リーフストームと破壊光線を覚えさせれば、鋼タイプがいないパーティー相手には強く立ち回れる・・・と思います。
あ、あとダイマミミッキュのダイホロウでBが下がらずむしろ上昇するため、対ミミッキュ性能は高い・・・と思います・・・
もう無理そうですね。どうせみなさんこの記事を、
「ジャローダはダイジェットで瞬殺されるだろ」
とか考えながら開いたんですよね。そんなこと私も薄々気づいていましたよ!!
そもそも、
- 耐久型、サポート型で良く採用されているポケモンはみんなダイジェットを対処できる。(ジャローダはダイジェットで蹂躙される)
- 同じ天邪鬼リーフストームが特長のラランテスは使用率圏外。
- そもそも特性天邪鬼のアタッカーはみんな採用率圏外
- 7世代の役割相手がダイジェットを使って返り討ちにしてくる
- 草単タイプで唯一活躍しているのが、先制高火力が特長のゴリランダー。ダイマックスなくても強い。
- 受けループに勝てない。受けループに採用される禁止級伝説に負ける
な ん な ん だ こ の 地 獄 は ・ ・ ・
H振りジャローダに対して、A特化ガブリアスのスケイルショットベースダイドラグーンが69.7~82.9%、A特化ミミッキュのじゃれつくベースのダイフェアリーが71.4~84%です。
さっき述べた第八世代のジャローダの長所が崩壊しているじゃねえか!!
天邪鬼リーフストームを使ってもダイジェットアタッカーに殴り負けるのが辛いです。ジャローダをダイマックスで生かそうとするとき、以下の流れを想定していました。
- ジャローダを耐久型ポケモンやサポートポケモンに出す
- 相手がジャローダに強いポケモンに交代する。
- 交代してきたポケモンにジャローダがリーフストームを撃つ。Cが二段階上昇する。
- ジャローダダイマックス!!ダイアタック!!
では、ジャローダがこの流れで一般ダイジェットエースと戦ったらどうなるでしょうか。例としてサンダーを挙げます。
攻撃側:無補正C振り命の珠持ちジャローダの破壊光線ベースのダイアタック
防御側:耐久無振りサンダー(ダイマックス状態)
50.9~60.2%
攻撃側:C特化命の珠持ちサンダーの暴風ベースのダイジェット
115.3~136%
サンダーに負けるじゃん。無理じゃん。そもそもサンダーに最大HPの半分強しかダメージを与えられないなら、殆どのダイジェットアタッカーに殴り負けます。
ダイアタックがSを下げる効果があるから、ジャローダが相手のダイジェットを耐えて、かつジャローダが相手の素早さを抜いているなら殴り勝てることになりますね。
壁展開のアタッカーとしてジャローダに採用した場合、一見ジャローダの耐久力が二倍になってほとんどのダイマックスアタッカーに殴り勝てるように見えます。
しかし、この場合ジャローダを不利な相手に出さなければいけないため、殴り負ける可能性が高いと思います。
しかも耐久無振りジャローダに対してA特化ザシアンが確定一発なんですよね。
そもそも大抵のパーティーに鋼タイプが入っています・・・
ジャローダは、
- 破壊光線を何度も撃てる
- 相手のダイマックス技で能力が下がらない
という点でダイマックスとはある程度相性はいいと思います。しかし、ダイジェットに殴り負けることが多いため、ダイマックスが存在する環境では戦い辛いと思います。
2.新たな技、持ち物
ジャローダと相性が良い新たな持ち物はない気がします。
何とか使い道絞り出した結果が上の二つです。わざわざ採用する余地が生まれるほど強くないですね。
新たな技ですが、今回は鎧の孤島で追加された技のみに言及します。技マシンや技レコードにある技の内、ジャローダが覚えそうな技でジャローダに必要となりそうな技はなさそうですからね。
フシギバナが大地の力を覚えたので、ジャローダも大地の力を覚えてもいいんじゃないですかね。ジャローダが苦手な鋼、炎タイプに強く出られるようになるので、個人的にはかなり欲しいです。
鎧の孤島で追加された技の内、ジャローダが覚えそうでなおかつジャローダにとって有用な技はない気がします。大地の波動や這い寄る一撃は覚えそうですが、ジャローダが覚えても特別強くなるとは思えません、
一番問題なのは扱いやすい飛行タイプの技である「ダブルウィング」が追加されたことです。特にカイリューとボーマンダに勝ち目がなくなったことは重大な問題です。
そもそも、飛行タイプの物理技は、ブレイブバードという強力な技がありましたが、意外とブレイブバードを覚える飛行タイプのポケモンは少ないです。物理飛行タイプ最高打点が飛び跳ねる、空を飛ぶであり、飛行タイプの技をあまり採用しない飛行タイプのポケモンが多かったです。それによって、飛行タイプ相手にジャローダが戦えるという状況が発生していました。
しかし、多くのポケモンが覚える扱いやすい物理飛行タイプ技が追加されてしまったことで、今後のジャローダの役割関係が変わってしまう可能性があります。
この環境ジャローダにとって辛すぎませんか。
3.新たなポケモン
剣盾でジャローダに強い優秀なポケモンが多数追加されました。エースバーンやアーマーガア、ガラルヒヒダルマ辺りが具体例でしょう。
本当にジャローダにとって厄介な存在は、ゴリランダーとオーロンゲです。
ここで、先ほど述べたジャローダが過去に採用されていた型を思い出しましょう。
1, 初手起点作成型
2, サイクル型
3, アタッカー型
4, やどみが型
このうち、1はオーロンゲの方が、2と3はゴリランダーの方が扱いやすいです。
ます、1について考えましょう。
ジャローダもオーロンゲも両壁+麻痺ばら撒き+挑発で起点作成を扱うことは共通しています。ジャローダS113なのに対して、オーロンゲは特性悪戯心によって先制で行動できます。よってオーロンゲの方が扱いやすいです。
ジャローダは天邪鬼リーフストームの攻撃性能でオーロンゲに勝っています。実際第七世代でもジャローダと似たようなサポートができてジャローダよりS種族値が高かったカプ・コケコがいたにも関わらずジャローダは一定数採用されていました。今後の世代ではオーロンゲの代わりにジャローダが採用される機会もあるでしょう。
しかし、現在のダイマックスがある環境では、天邪鬼リーフストームの相手に圧力をかけられる性能はあまり機能しないでしょう。ジャローダにダイジェットなどをを撃てばジャローダを処理しつつ能力を上げられますからね。殴りながら積み技を使える時点で天邪鬼リーフストームの強さが破綻しています。
では、2,3の型はどうでしょうか。
これらの役割をこなす場合はゴリランダーの方が強力です。
ゴリランダーの方が、技範囲、火力、耐久の全てが優れています。また、ゴリランダーは高火力の先制技が使えます。よって、ゴリランダーの方がアタッカー・サイクル要因としての草タイプの役割を遂行しやすく、交代読みで高火力をぶつけることができます。
一応ジャローダは補助技が豊富だったり、受けループに強かったりしますが、先ほど述べた通りゴリランダーの方が扱いやすいです。そもそも今の禁止級伝説環境の受けループにはジャローダは負けます。
な ん な ん だ こ の 地 獄 は ・ ・ ・
ここで、総まとめとして、7世代のジャローダの強みについて再び触れます。
1, 意外と環境にいるポケモンに打ち勝てたこと
2, S113の両壁+蛇にらみがサポートとして強かったこと
3, 受けループに強いこと
1は、ジャローダは現状ダイジェットの餌と化しているため、環境にいるポケモンの内勝てないポケモンの方が多いです。そもそもジャローダで勝てるポケモンの内耐久ポケモン以外はほぼ全員ゴリランダーで勝てますからね。わざわざジャローダを採用する意味は薄いです。
2は、オーロンゲの方が扱いやすいです。相手がどれだけ早かったとしても、その相手より早く行動できるオーロンゲは非常に強力です。
3は、現状の受けループにもある程度戦えると思います。しかし、今の受けループはダイジェットエースがパーティー内に何体かいますし、受けループに入っている禁止級伝説には勝てません
3,今後のジャローダ
それでは、ダイマックスが無くなったジャローダはどのように生きていくのでしょうか。
初手起点作成型は、第八世代と違って強力な飛行タイプの積み技が消失すると思われるため、なんだかんだ生きていけると思います。カプ・コケコがいたにもかかわらず普通に使われていたジャローダ君なら大丈夫です。
ゴリランダーとの差別化を考えた場合、ゴリランダーは攻撃性能が高く、ジャローダは耐久型ポケモンに強いという違いがあり、ジャローダを採用する意味はあると思います。
そして、ジャローダは前述の型を相手に想定させて、やどみがで奇襲できることも強みです。
ジャローダの速さを考えたらやどみが型ならゴリランダーよりも強いです。
また、やどみがを考えた場合はエルフーンが真っ先に候補として挙がると思います。エルフーンは先制で身代わりと宿り木の種を扱えます。一方、ジャローダは蛇にらみと天邪鬼リーフストームを扱えます。エルフーンが使用できる相手をマヒにできる技は命中75%の痺れ粉です。
(お願いですのでヒスイマルマインは電磁波と宿り木の種の両立をしないでくれ・・・)
全体のまとめ
第八世代の時点でジャローダの強力なライバルが多数存在します。しかし、どのライバルとも異なる独自の強みがあるジャローダは、環境にジャローダが強く出られるポケモンがいる限りは一定の採用が存在するでしょう。第九世代の新システムがジャローダの向かい風にならないことを切実に祈っています。
また、第九世代でジャローダが強化される可能性もあります。個人的には大地の力を追加してほしいです。
まあ、そもそも第九世代でジャローダが内定しない可能性もあるんですけどね。BWリメイクがあるはずだから流石にどこかの段階でジャローダが追加されると信じています。
それではみなさん、良きポケモンライフを!!
執筆者:名無しの電子部品