UECポケモンだいすきクラブ

電気通信大学公認サークル「UECポケモンだいすきクラブ」です。 ゲーム対戦はもちろん、カードゲームやお絵かき活動などポケモンに関わる様々なことをしています。

【ブログリレー延長戦4日目】不細工、不器用、不愛想。故に愛おしい原種マッギョの魅力を語る

この記事では、原種マッギョ*1のことが好きで好きで堪らない私が原種マッギョについて語っています。

 

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この記事はUECポケモンだいすきクラブ10周年カウントダウンブログリレー延長戦4日目の記事です。

uecpokemon.hatenablog.jp

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1.導入

 皆様こんにちは!22生の俵屋宗達と申します!普段はゲームで遊んだり絵を描いたりしてポケモンを楽しんでいますが、今回ブログリレーにて記事を募集しているとお聞きし、初心者ながらもこうして記事を執筆させていただく運びとなりました。

 

 時に、皆様は"推しポケ"というものをお持ちでしょうか?

 見た目がカッコいい、カワイイと感じたり、バトルでとがった性能をしていたり、アニメでの活躍が目覚ましかったりなど、魅力に感じる点も、推しポケの数もそれぞれでしょう。「トレーナーの数だけ出会いがある」というやつです。

 もちろん、私にも推しポケはいます。

 マッギョです。

 マッギョじゃないのにこのタイトルでブログ書いてたらウソになります。マッギョに対しては人一倍、いや四倍、愛のステータスを最大まで積み切ったぐらいには愛していると自負しています。LOVE特化型です。

 マッギョなんて見た目にもバトルにも魅力ないだろ

-高校の時の友達(2003~)

 これは私の数少ない友達から言われたセリフです。

ええ、全く以てその通りなのです。

マッギョにさしたる魅力はありません

 お前は何を言っているんだ、マッギョの魅力を語りに来たんじゃないのか、そう思うのも仕方ありません。しかし、この発言にはちゃんとした理由があります。

 私が書くこの記事の最大の目的は「自分と同じ趣味嗜好の人間を炙り出す、又は作り出すこと」です。ここで理解せずとも、この記事を読めば自ずと私の主張が理解できるようになっているでしょう。

 記事を読み終えて私の主張に共感した人、新しい知見だと感銘を受けた人は、是非友達になりましょう。

2.特徴と生態

 マッギョイッシュ地方にて初登場したポケモンで、唯一無二のでんき/じめん タイプを持つポケモンです。

 マッギョの生態として最も印象的なのは、なんといってもその狩猟形態でしょう。トラップポケモンという分類に相応しく、獲物が自分の体を踏みつけるまで泥の中でじっと潜伏し続けるのです。

 泥に似た体色のおかげでマッギョが潜伏している場所を見極めるのはなかなか難しく、踏んだ瞬間に電気を流すという習性も相まってか地雷と形容されることも多々あるそう。

そんなことを10年以上前から続けているマッギョの姿は、昨今流行りの「地雷系」の先駆けと言っても問題ないでしょう。

 

 また、大型のポケモンからの踏みつけにも耐えられるよう、マッギョの背中の皮膚は非常に堅くなっています。

その特徴的な扁平なフォルムから、一部地域では"がんばんポケモン"としてレックウザと対をなす存在として神話が伝承されているとかいないとか。

 

 対戦面でのマッギョの特徴は間違いなく耐久面にあります。総合耐久指数は大体ジャラランガと同じくらい、特殊防御に至ってはなんとあのザマゼンタをわずかに上回ります。

 このように特殊方面への耐久が厚く、ばんのうがさを持ってしまえばあのカイオーガの攻撃であってもしおふき以外確定2発に抑えられるのです。

 カイオーガのしおふき採用理由はばんのうがさ持ちマッギョ意識のものであるといって問題はないでしょう。

 

 アニメにおいて、マッギョはデントの手持ちポケモンとして登場します。

 ゲームの中での印象とは全く想像できないふるまいをたびたび見せていたことから、アニメでの人気は比較的高かったように思います。

 映画「キュレムvs聖剣士ケルディオ」では、キュレムを引き付けるため必死になって電撃を放ち電車を動かす健気な姿を見ることもできます。

 キャラクターとして登場する以前からマッギョはエンディングのトリとして毎週登場していたため、やはりある程度優遇してもらっていたと考えて問題はないでしょう。

 

3.原種マッギョの大きな魅力~マッギョ信者はかく語りき~

 さて、これまでマッギョについての事実のみ紹介してきましたが、そろそろ私個人による趣味、感想、妄想について語っていきたいと思います。

 私の思うマッギョ最大の魅力、それは「ダサさ」にあります。

 BW2でのマッギョの図鑑説明を見てみると、「相手が しびれてくれないときは 予想外の すばやさで 体を くねらせ 飛び跳ね 逃げるのだ。」とあります。

 もう一度マッギョの生息地についておさらいすると、湿原です。

 そう、湿原に生息しているのです。

 お分かりだとは思いますが、湿原というのは基本的にみず・じめんタイプのポケモンが多く生息しています。

 実際、マッギョと同じマップに出現するポケモンについて調べてみると6,7割は地面タイプ複合です。

 どう考えても狩りが成功するわけありません。踏んできた相手が電撃無効なんてしょっちゅうでしょう。

 百獣の王と呼ばれるライオンでも狩りの成功率は30%に満たないというのはよく聞く話ですが、マッギョにライオンほどの名声は存在しません。

 きっとバタバタ飛び回るマッギョの姿が日々の風物詩となっていることでしょう。その姿は笑いものにするに足る光景であると思います。

 

 また、技もある程度の種類のタイプのものを覚えるにも関わらず、その攻撃性能の低さから絡め手の技以外は殆ど役に立ちません。

 せっかく2つも特性を貰ったのにタイプのせいで片方は全く役に立たないところなんか、狂おしく可愛く思えるのです。

 

 極めつけは彼の顔です。平常時はどうしようもなくボケーっとしているような顔で、銀河を背景にするとちょうど良さそうな見た目をしていますが、電撃を放つとなるとその印象はガラッと変わります。

 普段の何も考えてない顔から一転、ものすごいニヤケ顔になるのです。

 私はこの習性がたまらなく好きです。この設定が私のマッギョ好きをここまでのものにさせているといっても過言ではないです。

 

 さて、一つここでロールプレイをしていただきましょう。

 

 ある時水辺を歩いていると、足元に何か変な感触を覚え思わず後ずさる。と同時に足元から電撃が飛んできた!

 危ない、長靴を履いていなかったらどうなっていたことか……なんて考えながら足元に目をやると、平べったいポケモンがニヤニヤしながらこちらを見ていた………

 

 なんていうのが、マッギョとエンカウントした一般人の大まかな反応だと思います。

 こんなポケモン、誰が捕まえるでしょうか? 

 どう考えても人から嫌われる類のポケモンでしょう。この出会い方をして尚、進んで捕まえに行こうとするトレーナーはほとんどいないはずです。

 

 しかし、ここでその「ダサさの根源」について考えてみましょう。

 マッギョは望んでこれらの行動をとっていると思いますか?

 勿論そうではないでしょう。自分から沼地を住む場所として選んだものでもなければ、笑いたくて笑っているわけでもないはずです。

 それは遺伝子によって決められた避けられない行動であり、歴代のマッギョたちが生き残るために選択した自然淘汰の先にあるものです。

 これはマッギョとして生を受けた以上、彼らが生まれながらに持たなければいけない枷、いわば原罪とも言い換えられるものです。

 人間と仲良くなりたいと思っている個体でさえ、獲物のために泥に隠れなければならず、誰かに踏まれてしまえば問答無用でニヤケ顔をして電撃を撃たないといけないのです。

 

 私は中学1年生、まだ厳選のゲの字も知らない純粋な時期に、この思考にたどり着きました。カッコいいという理由でメガガブリアスを使っていた時代です。純粋だったからこそ、真実を知り得たと言ってもいいのかもしれません。

 この事を知った私は、その日からマッギョが愛おしくて愛おしくて堪らなくなりました。あんな顔をしておきながらも、こんなにも不器用で、どんなトレーナーからも好かれないであろうその姿。

 私はそんな彼に腐るほど大きな愛着を持ってしまったのです。

 

4.リージョンフォーム ~ガラルマッギョでんきタイプの夢を見るか?~

 ここまで読んでくださった皆様の中には、きっとガラルマッギョのことを気にしている人も居るのではないでしょうか。

 お前はガラルマッギョのことをどう思っているんだ、と。同じ種族名を冠しているポケモンなのだから、そっちも好きで当然だろうと考える人も居るでしょう。

 

 端的に言ってしまうと、「マッギョの足元にも及ばない」というのが答えになります。

 

 そもそも10年来の付き合いであるマッギョと比べれば、たった2年ぽっちのぽっと出リージョンフォームが勝てないのも当然ではあります。

 ただ、私に「ガラル地方にいるポケモンの中で一番好きなポケモンは?」と聞かれたら迷わずガラルマッギョと答えますし、別にマッギョのパチモンだと騒ぎ立てるようなこともしません。

 しかしガラルマッギョには、もし好きである歴がマッギョと同じだったとしても、間違いなく私の「好き」が傾かない決定的な理由があります。

 

 ポケモンカードの「ガラルマッギョV」をご存じでしょうか?

 それをご覧いただければわかると思いますが、ガラルマッギョには目を吊り上げた、強そうな凛々しい顔ができてしまうのです。

ガラル マッギョV | ポケモンカードゲーム公式ホームページ

 

 そう、ガラルマッギョはそんなダサくない。

 これが、ガラルマッギョが原種マッギョを超えられない理由です。

 特性も専用技ももらっているクセして育成論には100%「死に特性」やら「使えない技」やら散々書かれているので、ダサさがないわけではありません。

 ただ、マッギョと比べるとどうしても劣ってしまうのです。

 こいつはでんき以外の自分の武器を手に入れ、顔面のアイデンティティを捨てました。

 さらに、住処を湿地から洞窟に変え、擬態の能力も手に入れ、もっと安定した狩りができるようになりました。

 しかも対戦においてこいつは、無振りランドロス地震を弱点でありながらオボンのみ込みで2回耐えてしまいます。

ザシアンの巨獣斬にもタイプ受けが成り立ってしまうため、なんと伝説環境である程度ステロあくびなどの役割が持ててしまうのです。

 マッギョをなめ腐った選出をしたお相手をトラばさみで拘束する、なんていう立ち回りまでできてしまうため、専用技にも生きる道が与えられてしまっています。

 こんなポケモンはダサさの風上にも置けないのです*2

 

 これが、ガラルマッギョマッギョに勝てない個人的な理由付けです。やはり原種マッギョは文字通り次元が違うのです。

 

終わりに

 いかがだったでしょうか?私がマッギョをこよなく愛す理由、ご理解していただけたでしょうか?

 私の心の底には、いつもマッギョが張り付いていてくれます。

 そのおかげで元気を出せたことが今までも多々ありました。

 

 この記事を読んでくれた皆様は推しポケをお持ちでしょうか?

 推しポケの存在は人生を豊かにし、ポケサーでの活動に更なる彩を与えてくれます。

 また、推しポケとまでは行かずとも、好きなポケモンはやはり多いほうが楽しいものです。

 この記事を通して新しい「好き」のベクトルを発見し、そこから新たなあなたの推しポケを見つけてくれると嬉しく思います。

 

 長い記事にお付き合いいただき本当にありがとうございました!

 

執筆者:俵屋宗達

*1:以下、マッギョと表記 ガラルマッギョについてはガラルマッギョと表記する

*2:ガラルマッギョのおかげで推しポケが使えて伝説環境めちゃ楽しいです

いつもお世話になっています ボロクソ書いてごめんなさい