かつて存在したポケモンコマスターというゲーム。UECポケのOBがコマスターについて語ります。
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この記事はUECポケモンだいすきクラブ10周年カウントダウンブログリレー18日目の記事です。
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ポケモンコマスタ~!ミラミカルです。
16年度入学で、UECポケでは渉外担当をしていました。現在は大学院生です。
UECポケモンだいすきクラブでブログリレー企画をやっているということで、OBとして参加させていただきます!
本日の記事は大人気本格スマホ超級戦略思考ゲーム「ポケモンコマスター」についてです。
目次
1.はじめに
というわけで、今回は「ポケモンコマスター」について語ろうと思います。ポケモンについては詳しいぞ!というポケサー所属のみなさんでも、多分その存在からして知らない人もいるかもしれません。
そこで、コマスターについて少しでも知ってほしいのでコマスターの説明と、UECポケでコマスターの大会を開いたことについてお話しします。
UECポケが存続していく限り、ポケモンというコンテンツが続く限り、ポケモンコマスターも忘れられないでほしいという願いを込めて。
2.ポケモンコマスターとは?
起源は、2007年頃に海外で発売された「ポケモントレーディングフィギュアゲーム」というアナログのボードゲームにあります。
それをベースとして、2016年4月12日にiOS/Androidでリリースされた対戦ボードゲームがポケモンコマスターです。それから軌道に乗ったコマスターは、2017年1月に「Pokémon Duel」として日本以外の地域でもリリースされました。その後、2019年10月31日に惜しまれながらもサービス終了しました。
ちなみに、2016年のスマホゲーム同期にはポケモンGOやShadowverseなどがあります。
コマスターにはポケモンファンにとって楽しかった点がいくつもあります。
・フィギュアの造形が素晴らしい
躍動するポケモンと台座やエフェクトを含めてある一場面が切り取られたフィギュアは、ポケモンカードのレアカードのように集めたくなる美しさです。
・世界観がすごい
コマスター独自のストーリーモードが思いのほか面白かったですが未完のままサービス終了となってしまいました。シャロンやナジャ、キャロルにマスター・ロゼ…といったキャラクターたちがまたどこかで描かれてほしいものです。
またコマスターにもワザや特性があります。それらが原作通りのものもあれば、ポケカのように原作のイメージを保ちつつオリジナルなものもあって面白いんですよね。
例)クチートのワザ「あざむく」、メガクチートの特性「顎門の奸計」・・・かっこいい。
コマスターのゲームとして特徴的な点にAIがありました。「将棋ウォーズ」や「ゼノンザード」で知られるHEROZ社が開発運営であるコマスターにも、AIが代行プレイをしてくれる機能がありました。
コマスターはとても複雑なゲームなためAIはあまり強くはなかったのですが、疲れた時や、AIはプレイが素早いため持ち時間が残り少なくなった時などには重宝しました。余談ですが、私は電通大でゲームのAI関連の研究室で研究をしています。
そんな楽しかったコマスターにも困った点がありました。それはPay to Winだったことです。
コマスターは対人戦が盛んなゲームであり、E-Sportsとしてのポテンシャルがありながらも、ポケモンの入手やその育成が課金によって有利になるという側面があったのです。
近年E-Sportsとして人気なゲームの多くは見た目を変える要素にお金を使うようになっていて、課金でゲームに有利になることはほとんどありません。その辺りいまいちコマスターが流行らなかった一因なのかなと思います。
3.「第1回 帰還の導灯杯」レポート
続いて、2018年11月23日に調布祭の東3号館UECポケブースで行ったポケモンコマスター大会「第1回 帰還の導灯杯」についてのレポートです。なぜ今なのかというと、主催の私が調布祭の後書き忘れてしまい、そのままタイミングを失ってしまったからです。この場を借りてお詫び申し上げます。約3年半前の記憶をなんとかひねり出して書こうと思います。
まず大会名について。当時のUECポケのサークルパーカーには、デンリュウをデフォルメしたイラストが背中に描かれていました。そこでポケモンコマスターにおけるメガデンリュウの特性「帰還の導灯」を大会名にすることにしました。この特性は帰還の導灯トレボとしてデンリュウ登場時のガチャの名前になったり、珍妙なバグが起こったり、普通に強力な特性でもあったりと印象強く、ユーザーに愛されているというのも決め手の一つでした。
この大会には7名の方に参加していただきました。オフライン大会にわざわざ足を運んでくださりありがとうございました。サークル員のアーサーを加えて8人となり、4人ずつの総当たりをして、上位4人で決勝トーナメントを行いました。
私が以前参加させていただいたTGAオフ及びMonKeysオフ主催の強豪チームMonKeysの方々や、こちらも文化祭の大会に参加させていただいた横浜国立大学のポケサー・Pokeloversの会の方々、これらのオフ大会やTwitterで知り合ったコマスター勢の方々などが来てくださって、いい思い出になりました。渉外の仕事も果たせた(かな?)と思います。
【活動報告】
— MonKeys@PokemonDuel (@MonKeysPoDu) 2018年11月23日
UECポケモン大好きクラブさんの
ポケモンコマスター大会 第1回 帰還の導灯杯に参加してきました!
右から
1位(@yong_comaster )
2位(@pokecoma_kessen )
3位(@comano_comaster )
でした🐒
運営の皆様、参加者の皆様ありがとうございました! pic.twitter.com/19Fg2e370A
UECポケモンコマスター大会「帰還の導灯杯」、決勝トーナメント進出者が確定しました!
— ツイスター (@PFG_twister) 2018年11月23日
ツイスター(ポケラバ)からジャロはよが、ランクルスブロック2位で決勝トーナメントに進出しています!#ポケモンコマスター pic.twitter.com/TG5IRUKFky
そして、残念なことに第2回を開く前にサービスが終了してしまいました。
4.おわりに
最後に少しポケモンコマスター以外のポケモンスマホゲーの話をすると、ポケとる(実質サ終)だとか、ポケモンスクランブルSP(サ終)だとか、オフラインゲーですが一過性のものだったはねろ!コイキング、ポケモンクエストがありました。
ポケモンGOはそう考えると長い間人気を維持し続けていてすごすぎますよね。期待の新人と言われたのも今や昔なポケモンマスターズEXもまだ頑張ってますね。あとポケモンユナイト、ここまで全部プレイしてます。(他にポケカフェ、スマイルがありますが未プレイ)
ポケモンはポケモンというキャラクターが無限に強すぎてなんでもマルチメディアにできるのが魅力的ですよね。みなさんも様々な媒体でポケモンに触れていると思います。その長きにわたる歴史の中にポケモンコマスターがあったことを思い出して頂けると嬉しいです。
コマスターについてはいくらでも語れそうですが、この辺で終わりにしましょう。ここまで読んでくださってありがとうございました。では、ポケモンコマスター!(別れの挨拶)
付録 コマスターの存在が確認できる当時の資料
参考文献
『ポケモンコマスター』の優秀すぎるAIの秘密に迫る。開発陣イチ推しのポケモンは?
文責:ミラミカル(@Halcyon_Shrine)